当事務所の相談時間は、予約制で30分ないし1時間となっています。伊藤弁護士も私も、できるだけ内容の濃い相談となるように心がけておりますが、関係者が多い場合、あるいは長年にわたるトラブルの場合などには、どうしても事案の把握に時間がかかってしまうことがあります。また、既に裁判所での手続きが開始している事件については、相談後、事件をお引き受けする際には、必要となりますので、裁判所から届いた書類はご持参いただきたいものです。
遺産相続など関係者が多い場合には、相続人関係図など、亡くなった方と相続人の方々の関係が分かる書面、離婚など長い時間にわたっていろいろな出来事がある場合などには、時系列表、これらの書面をご持参いただくと、口頭でお話を伺うよりは短時間でご相談の趣旨を把握できる場合があります。
そこで、以下では、ご相談の類型ごとに、ご相談の際にご用意いただくと事案の把握に役立つものをあげました。もちろん、これらの書類がないと相談を受けられないということではありませんので、可能な範囲でご用意いただければ十分です。
【共通】
〇経緯のメモ(この件に関し、これまで、どのようなことがあったか)
〇裁判所から届いた書類全て
【相続】
〇相続人関係図(相続関係が分かるもの)
〇遺産目録など(不動産、預貯金、有価証券、自動車、会員権、出資金・・・)
〇不動産登記事項証明書、預貯金通帳、取引残高報告書、車検証
その他関係する書類
【離婚】
〇婚姻(同居)時~別居までの主要な出来事を時系列にしたもの
〇家族構成が分かる関係図など(戸籍の全部事項証明書)
〇財産分与がある場合、ご自分と相手方の財産一覧表
〇ご自分と相手方の収入が分かる書類(給与明細書・課税証明書)
【債務整理】
〇債権者一覧表など(借入先、借入時期、借入額、毎月支払額、残高、使途、保証人
の有無が分かるもの)
〇借り入れをした経緯(最初の借り入れから、最後の借り入れまで)
〇現在、お持ちの財産の一覧表
【交通事故】
〇事故証明書
〇事故状況説明書(交通事故の発生状況が分かるもの)※手書きでも結構です
〇ドライブレコーダーのデータ
〇写真(車両、現場など)
〇修理見積書
〇車検証
〇診断書
弁護士 渡邊真也
