9月になっても、暑い日が続いておりましたが、少し落ち着き始めたようです。
今年のいつもと違う暑さには、身体もかなりのダメージを受け、痛いわけではないが、
どことなくかゆいような、ムズムズするような、何とも言えない違和感がありました。
今夏、福島空港と北海道のとかち帯広空港の間でチャーター便が運航することを
知り、3泊4日で阿寒湖、摩周湖、釧路湿原などを巡ってきました。
今回は旅日記です。
2日目に帯広から阿寒湖、時間があれば摩周湖まで行くことにしました。途中、足寄
(あしょろ)で、松山千春一色の「道の駅」に寄って、生家にも寄りました(学生の時にも
生家に行ったはずなのですが、まったく記憶は蘇らず)。阿寒湖到着後、時間がありそ
うだったので、セイコーマート(北海道のコンビニ)で北海道の名物・豚丼を食べ、摩周
湖まで行くことにしました。このとき、国道そばに、エゾシカの姿がありました(運転して
いて写真は撮れませんでした)。まずまずの山道で、途中、かなりの霧が出ていて、家族
はやめようかと言っていましたが、せっかくだからと押し切り、摩周湖まで向かいました。
郡山から裏磐梯くらいの距離があったような気がします。
【写真 摩周湖】
![](https://sw-law.jp/wp-content/uploads/2023/09/064d8510edfbc6ba3cdbab8db73bfbd5-1-1024x768.jpg)
霧の摩周湖は有名ですが、実は霧が出ていることはそんなに多くないんだそうです。来
る途中には湖面は見られないかもと思っていましたが、到着後ちょうど摩周湖の霧が晴れ
て、浮かんでいる島もはっきり見えました。しかし、滞在していた5分ほどで次第に霧が湖面
を覆い、すっかり島も隠れてしまいました。クッキリの摩周湖と霧の摩周湖、両方を堪能でき
ました。
3日目は、釧路湿原。その前に、阿寒湖畔のビジターセンター周りを散策していたところ、
エゾリスらしき姿を発見。急いでスマホを出して、すばしっこいリスを追いかけて、食事に
夢中になっていたのをとらえたのが、トップページの写真です。
その後、釧路湿原に向けて山を下ります。ここには、約20年前にも弁護士会の調査で来
たことがありましたが、これもまた、その時の記憶はほぼ蘇りませんでした。今回は、釧路市
の西側に出て、湿原をぐるっとほぼ一周して、展望台を3つめぐりました。
最初は釧路市湿原展望台、有料ではありますが、展望施設があり、あまり歩かないで全
体を見たいという方にはいいところでした。
続いて、コッタロ展望台。ここは、釧路湿原の北にあたります。多少歩いて登る必要はあ
りますが、上からは池塘(ちとう)も見えて、湿原の中の高台という場所です。釧路に向かう
湿原の中の帰り道は砂利道で、すぐそばを蛇行する川が流れていて、大自然の中にいるこ
とが実感でき、個人的には一番楽しめました。
【コッタロ湿原】
![](https://sw-law.jp/wp-content/uploads/2023/09/7d415bc8edf1076142c958e7a31c62f3-1024x768.jpg)
最後に寄ったのは、細岡展望台。こちらは、釧路湿原の東にあり、釧路川も見えます。
すぐそばを釧網本線が通っていて、釧路湿原駅からもすぐの場所です。湿原の中を鉄道
が走る姿もまた北海道らしくていいですね。
釧路湿原を周遊しているときに、タンチョウヅルも見ることができましたが、これも運転中
のため撮影はできず…。
今回の旅は、台風の心配をしていましたが、幸いにも予定どおり帰ってくることができまし
た。青空を見ることは少なかったですが、そのおかげで暑くはなく、避暑にもなりました。
北海道は広いです。今回、チャーター便のおかげで、30年の時を経て足寄や摩周湖を
訪ねることができました。また、時間を作って、福島空港から是非行ってみたいです。
以上、今回は、野生動物に出会った自然観察の北海道旅行記でした。
弁護士 渡邊真也