先日、子ども達に誘われて、映画を観てきました。

 誘われた時、私はあまり気が乗らず、断りました。いつだったか、子ども達が観たいと一緒に観た恐竜映画で、恐竜が雄叫びをあげるなか、爆睡した私。子ども達をガッカリさせた過去がありました。

 そんなこともあり、友達と行ったら?送迎はするよ、と伝えました。すると、「仲の良い友達は既に観てしまった、皆、面白かったと高評価だったから、ママも一緒に行こう」と。

 それでも、なかなかうんと言わない私に、旦那が「デートなんじゃない?中学生男子に誘われることなんて、もうないんじゃない?」と。…。そうなのか?そうかも。デートかも。…。いやいや違うでしょ。引率でしょ。いやいや、この際デートでいいでしょ。

 息子たちとデートだと思ったら、すっかり行く気になり、映画が終わったら、どこかでお茶でもしながら映画について語ろうと予定まで立てました。

 当日、映画を観ながら食べるおやつにジュースを買い込み(この時点で気づけよ、ですが)、お目当ての映画の列に黙って並び(子ども達が小さかった時には、ぐずらせまいとあやしては疲れていた)、部活で鍛えた足腰でナイスポジションを確保し(いや、たまたま、何で?と思うくらい、そこが空いていただけです)、約2時間の映画を観ました。鑑賞中、「ママ、トイレ」と言うこともなく黙って見続けた息子たちでした(小さい時は、ここから面白くなるぞという時に限って、この言葉で席を立つことも)。

 映画の内容は、ツッコミどころはあるものの、面白く、また、久々、映画館での迫力ある映像と音量に気分も上がりました。気分が良くなった私は、映画館を出て早々に、「お茶どこでする?」と聞くやいなや、「なんで?」 「お腹すいてないよ」 「パパ、待ってるよ。帰ろう。」 …。パパ、待ってないよとは言わず、「映画デートの後は、お茶しながら映画について語り合うのよ」と言う私に目を細くする息子たち。もう誘ってくれないかもしれませんが、久々の映画鑑賞。とても良い気分転換になりました。

                                   事務局YJ