早いもの今年も残り一ヶ月と少し。お歳暮の時期となりました。皆様には、毎年、ご家族、お世話になった方そして親しい方など、お歳暮をお贈りする方はいらっしゃいますか。
私達家族には、お歳暮という形で日頃の感謝をお伝えしたことはありませんが、家族で少し遠くに出掛けた際、あまりご迷惑にならない程度に、お土産を届けるご近所さんがいます。駄菓子屋さんのEさんご夫婦です。
私達家族が引越してくるずっと前から、駄菓子屋さんを続けてこられ、近所の小さい子ども達から小学・中学・高校生、そして成人した方まで、実に多くの方の憩いの場となっています。
始めこそ挨拶程度のお付き合いでしたが、子ども達が駄菓子屋さんに行くようになってから、すでに10年以上、大変お世話になっています。
まだ子ども達が小学生低学年の頃。真ん中の兄達と末っ子がケンカし、末っ子が家出するという騒ぎがありました。私が仕事から戻ると、駄菓子屋さんの奥様が心配する兄達と一緒にいて下さり、ご主人が末っ子を探しに出て下さっていました。幸い、末っ子は近くの小学校にいて直ぐに見つかりましたが、日も暮れかけていた時間帯で、大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、とても有難く感謝した出来事でした。
それ以降も、兄弟ゲンカの仲裁、子ども達とお友達の仲裁など、度々お世話になることが増えました。だんだんと子ども達にとっても、私達夫婦にとっても、飾らずにお付き合いできる、大切なご近所さんとなりました。
子ども達が小さい頃は、兄弟揃って駄菓子屋さんに行っていましたが、少しずつ一人で行くことが増えました。Eさん夫婦、特に奥様には、家でのこと、学校、友達、そして部活の事など、いろいろ話をしているのだと思います。先日、東京から帰ってきた長男も、長いことお邪魔し、奥様とおしゃべりしていました。自宅や学校以外に、自分の話を聞いてくれる場所があり、大変有難いことだと感じています。子ども達は、修学旅行のお土産を届けるほど、大好きな存在となっています。
私達夫婦にも、何かと気を配ってくださり、心のこもった言葉をかけてくださいます。いつまでもお元気でいて欲しいと願う大切なお二人です。
毎年、子ども達の誕生日やクリスマスには、袋一杯に沢山のお菓子を下さるEさんご夫婦。今年は、日頃の感謝をお歳暮という形で贈り物をしたいと思います。 事務局Y・S