1、2年前くらいから、SNS上でのショート動画(数十秒から数分程度の短い動画)を見ることが多くなりましたが、ここ数日前から、自己ルールとしてショート動画を見ることを禁止しました。

誰が言い始めたかは定かではありませんが「年上から生き様を学べ。年下から時代を学べ。」という言葉を聞いたことがあり、当初は、より若い世代の流行を把握できると思い見始めました。しかしいざ見始めると時間が溶けます。気づくと1時間以上経過していることもあります。ショート動画のサムネイル(動画の表紙みたいなもの)には、「時代遅れな○○7選」や「○○の神商品3選」など、とても興味をそそる内容が多いのですが、いざ見てみるとそれほど勉強になったというものあまりありませんでした。今度こそはタメになる情報があるんじゃないか、今度こそはとても面白い動画なんじゃないか、と少しギャンブルをやっているような感覚で、延々とショート動画を見続けていることがありました。
タイパ(タイムパフォーマンスの略でかけた時間に対する効果や満足度のこと)やコスパ(コストパフォーマンスの略でかけた費用に対する効果や満足度のこと)が求められる現代において、ショート動画は一見タイパがいいようにも見えますが、簡単に時間が溶け、その結果得られた情報はうっすいものであれば、結局はタイパが悪いように感じます。

流行は若者から発生し、その流れが時代をつくることがあるので、若者の流行をまったく把握しないことは時代に取り残され、考え方を硬直化させ、自分の成長をストップさせることだと思っています。しかし、やたらめったらSNSで現代の流行に関する情報を取り入れようとしたり、色々な人の考えを取り込もうとするのは、単に時代に振り回されているだけなのかと思うようになりました。

結局は、時代を俯瞰することを意識して、幅広い層の方々と交流し、幅広い分野の本を読むことが必要なのではと感じました。
まぁ少しかっこいい題名にしましたが、端的に言うと、少しSNSの閲覧をセーブしようと思ったというお話です。

令和8年4月3日
弁護士 伊 藤 龍 太