春は卒業・入学のシーズンです。
 この時期になると、自分や子どもの卒業、入学の思い出が色々と蘇ってきます。
 皆さんそれぞれに、心に残る卒業ソングがあると思います。 

 私の学生時代は、卒業式には「蛍の光」や「仰げば尊し」が歌われていましたが、今は「旅立ちの日に」が定番のようです。1991年に、埼玉県の中学校の先生方によって作られたそうで、20数年前から全国で歌われるようになったとのこと。
 子どもの卒業式で最初に聞いた時は全然知らなくて、「え?この曲何?」と思いましたが、曲が始まると、一瞬で胸が熱くなり感動しました。それ以来、聞く度になぜか泣けてしまいます。
 今年は私の身内では、甥と姪が小学校を卒業しました。最近はコロナ禍でほとんど会えず、特に甥には2年以上会っていないので、卒業式の写真を見た時は、大きくなっていてとても驚きました。
 姪はなんと中学から親元を離れ、寮生活に入ります。記念受験のつもりで受けた中学のスポーツ選抜に合格したのです。当事者である妹家族も、本当に驚き、発表から入学申込までの1週間は、毎日家族で泣きながら話し合っていました。地元でなんとかならないかとも考えたそうですが、せっかく合格を勝ち取ったし挑戦したいと、決断したようです。
 先日少しだけ姪の顔を見に行った時は、表情も暗く、やはり期待よりも不安しかない様子でした。「もしついていけなくて無理だったら、高校は地元に戻るという選択肢もあるからね」と妹は言っていました。
 私も赤ちゃんの頃から見てきましたが、まだ12歳、色々考えると切なくて胸が痛いです。私の娘は、大学1年でホームシックになっていましたから。(今はすっかり楽しんでいますが)
 旅立ちの日まであとわずかとなりました。これから、全国から集まる仲間と切磋琢磨しながら、辛いことも乗り越えて頑張って欲しいと思います。

事務局 S.K